B2白石有美選手、そろそろ水神祭か


登録番号4940、118期の白石有美選手は、デビュー当時は最年少のレーサーとして出走していた。

現在20歳。未だ初勝利がない。既に引退してしまった選手を除くと、同期で通算未勝利はもはや白石有選手だけである。119期以降の後輩たちにも次々と後塵を喫している。

出走表を見るだけで、気になる女子の体重がわかります。

もちろん下手糞なことが原因であるが、大きな要因としてその体重が関わっている。身長も163cmあり、日本人女性の平均よりやや高いが、何より体重は公表値で58kgもあるのだ。ボートレーサーとしてこれは重い。一般人としては理想の標準体重にほぼドンピシャであり、健康的な大人の女性として魅力抜群な数字だが、ことボートレース界ではそうはいかない。白石有選手よりも身長の高い男子選手の多くが、この体重を下回っているのである。

同一型式のモーターを使うのであれば、体重は軽いほうが速い。これは自明である。白石有選手は、ピット離れの瞬間から、速度差において大きなハンデを背負っている。

重くても腕さえあれば、腕さえ、あれば。

一方で、台風前後など、水面が荒れに荒れている場合などは、重量があった方がボートが安定しやすく、軽い他艇に比べて操舵が利くようになることもある。それを狙ってかは不明だが、白石有選手は、破天荒な水面で知られるボートレース江戸川への斡旋を受けて出走したことがある。しかし結果は基本的にシンガリであった。技術がないからである。進路取りや回り方などの技術面に疎ければ、コントロールが可能であっても、効果的な走法自体が出来ないので、思い通りにレバーやハンドルを動かせても全く意味が無い。思い通りに、というものの、思うことの内容がまず思いつかないことすらありえる。

今月の一押しレースはこれだ。

そんな白石有選手であるが、先日、ボートレース丸亀で行われた一般レース、「丸亀市観光協会杯争奪 男女W優勝戦」の5日目、第6Rで今年初の3着に入り、舟券に絡んだ。

このレースで3号艇白石有選手は、09という、スロー3艇の中で最高のスタートを切り、内の2号艇が1号艇をまくりに行ったため、警戒した1号艇が若干外に流したところ、空いてしまったターンマーク近くを綺麗に差し込んできた。舳先は見事に、1号艇をまくり切った2号艇の左側方に入り込んだ、かと思われるほどの鮮やかさがあったが、2号艇中里優子選手との体重差は実に10kg以上あり、直線の速度差で引き離されて2番手となってしまった。

その鮮烈さが際立った最初のターンで、後方では4号艇と6号艇が接触し、6号艇が逆走気味に転覆していた。このことが直接的に影響して、白石有選手は3番手まで後退してしまうことになる。1週目2マークで内から張ってくる1号艇をやり過ごすため、白石有選手は握り気味に大きく旋回したことにより、さらに内から今度は5号艇から差されかける、という展開になった。握っていた分、白石有選手に優位があったので、大時計手前までは3号艇の方が半挺身近く前に出ていたが、そこは57.8kgである。5号艇山川美由紀選手とも11kgの差があり、大時計付近では3号艇が外、5号艇が内で並走状態となってしまった。次のターンマークには事故艇があるのである。事故艇付近では追い抜きが出来ないが、並走状態の場合、内側の艇が先行権を持つため、白石有選手は自然と外に振り、5号艇を先に行かせるしかなくなるのだ。

こうして3着となった。腕が無く転覆を繰り返す印象すらあった白石有選手が、好スタートから差し足鋭い旋回を魅せたことに、驚きと興奮を禁じえない。水面状況によっては、近いうちに初勝利を迎えるかもしれないと思わせるレースぶりであった。

転覆のせい?それとも、おかげ?

しかし、である。転覆事故のせいで3番手まで下がった、という見方は、果たして正しかっただろうか。もし6号艇と4号艇が無事であったなら、A1級の山川選手には2週目1マークで普通に抜かされていただろうし、2週目2マークでは、事故による戦意喪失が無かった1、4、6号艇の誰かが襲い掛かってくるのである。

1週目2マークの旋回は、褒めていえば上述のとおり、「握り気味に大きく旋回」といった感じだが、厳しい見方をすれば大回りで緩慢、といった表現でもいい状態だ。5号艇に差されるのも、山川選手の上手さというより、白石有選手の甘さが影響している、という方がしっくりきてしまうかもしれない。

さらにまだ2つも旋回が残されているのだ。後続にはA1もA1、超一流の遠藤エミ選手もいる。腕を組み目を瞑って数分経っても、3号艇が彼女より前にいる結果が思い浮かばないのだ。そうなると、転覆事故のおかげでの恵まれ3着、という評価になる。

B2脱出に向けて、嵐を忘れて頑張って

次節は2月24日のボートレース唐津だ。真価が問われる。常人としては健康的な肉体だ。是非A1選手を凌駕する技術をつけて、ボートレース界の発展に寄与してほしい。


労働階級からの解放を志し、収入のアテもないのに突然脱サラ。後先考えないその姿勢に後悔しきり。

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