2019年3月26日からボートレース徳山で開催されている一般戦、「マクール杯争奪 男女W優勝戦」において、豊満たる夢と希望を胸に、白石有美選手(B2/東京/118期/20才)は,初日から6着6着、5着6着と安定した成績を収めている。
超抜チャレンジ!GET!
こと白石有選手について今節の最も優れた点は、何はなくともそのモーターである。

約一週間ともに戦場を駆けることになるこの55号機は、下表からも一目瞭然であるが、ボートレース徳山随一のエースモーターであり、今まで22節を戦って、なんとその約半数、10節において優勝戦出場を決めている。迷える選手の手を引いて、結びの大一番まで連れて行ってくれる、まさに超優良の水先案内機なのだ。

なお、一方で優勝したのはたったの1節しかないので、他のモーターに比べてツメの甘さは際立ってはいるのだが、それでも、214回のレースで1着は58本もある。一般的な計算式での勝率は、実に27.1%を誇っており、競艇界独特の計算式でも6.47、まさに誰が乗ろうとA級の成績を収めさせてくれる、魅力溢れる超抜モーター なのは間違いないのだ。
エースキラー、登場
しかしながら、そこは白石有選手である。どんなにパワフルなモーターであろうと、梃子でも動かせない圧倒的な鈍重さを誇っている。その成績は前述のとおり、非常に順当かつ低調だ。
特に5着となった2日目の第10Rでは、1周目第1ターンマークの旋回では艇番通りの3番手につける輝きを見せたものの、周回を重ねるごとに、直線を迎えるごとに艇間を詰められ、2周目2マークで4番手、3周目2マークでは5番手まで後退し、そのままゴールを迎えたのだ。もしボートレースというものが3周の1800m戦ではなくて、競馬のクラシックよろしく2400m競走であったなら、まずもって確実に6番手まで後退していたに違いない、そういった走りっぷりであった。




エースキラーの侵略は止まらない
そして続く3日目は2号艇。この時は.27の最も遅いスタートを生かして、1周目1マークで3、4、5と3艇にまくられて6号艇には差されるという豪快なムーンウォークを披露し、早々に戦線離脱している。




このような体たらくであるから、明日の第6Rで前節に続いて人生三回目の1号艇出走を迎えるが、三度目の正直となる目は望み薄だろう。何しろ1号艇での戦績は2/2で6着である。いくら二連対率49.06%を誇るモーターが火を噴いていようとも、操舵する本人の二連対率は、脅威の1.37%、73回走って2着は1回きりとなっていては、もう、どうしようもないのではないか。
時代の波に置いて行かれる白石有選手、とうとう公式にも。
余談だが、ちょっと笑ってしまったのは、ボートレース徳山の公式ホームページにアップされている、今節に出場する選手の一覧に、白石有選手の名前が無い、ということである。

運営側からもそれほどまでに軽視されているとは、とんでもない大物がいたものである。
そんな隠れキャラ、白石有選手が白枠で出走する第6Rは、11:20に締め切られる予定だ。果たして舟券に絡むことができるのだろうか。
