液晶演出の矛盾と、LEDランプの矛盾


矛盾は確定演出、という認識が刷り込まれたのはいつからなのだろう。俗に4.7号機と揶揄されていた時代には既にあった。液晶画面にはベルが映っているのにリールではリプレイが揃っている。当たり確定である。

液晶矛盾は、確定演出として4号機末期の定番だった

昔、まだ日本でvodafoneが幅を利かせていた頃、プレミア演出を見るために、確定画面が出るまでずっとボーナス図柄を外し続けていた若者がいた。 隣席の他人はヤキモキしていたかもしれないが、 液晶演出の破綻を見るのは結構楽しい。黄色い電車が高架を走り抜けていくなかでリプレイが揃っていたり、飛び降りた猪木がリプレイにぶち当たって転落していくところベルが揃っていたりと、ユーザーに対して仮初めのしてやったり感を抱かせ、楽しませてくれるのだ。

5号機の初期は規制が厳しく、小役矛盾演出は難しかった。上図はハズレ役演出と確定1枚役(出目は外し)を絡めたもの

ランプ矛盾は、ボーナス確定とは限らない

一方で、北斗シリーズに代表される所謂ランプ矛盾は、当たりではなくて高確だか天国だか、天国準備だかなんかそんなようなものが確定する代物であった。ベルが揃った瞬間、台枠の両角が青白くビカビカと点滅する。よし、いいところにいる、頑張るんだ俺。

しかし、モードや状態といった概念のないAタイプ機では、ランプの色矛盾は使いにくい。勿論、照明機器の著しい発達や、青色発光ダイオードの低価格化等によって、筐体の表現能力は抜群に進化した5~6号機現在、確定系として色矛盾が使われている機種もあるだろう。それでも、何しろ最も売れたパチスロの一つである北斗の拳において、ボーナス確定演出として扱われてはいなかったのだから、アツさ加減の常識的な判断が難しい。

きのうの出来事、のコーナーです

サンダーVリボルト、色矛盾
まさか、と脳汁を溢れさせながら撮った恥ずかしい1枚。

上の写真は、昨日撮影したものである。ベルが揃っている。痛々しい程に輝きを放っている。神々しい揃いっぷりだ。

ベルといえば黄色だろう。常識である。実物の鐘が金色だろうが茶色だろうが、少なくともスロット界における直近十年間程の常識では、ベルは黄色、ということになっている。

じゃあ写真左端のサイドランプは一体なんだというのだ。青い。平成大不況の真っ只中、スーパーファミコンのファイナルファンタジーで見た青さである。

青といえばリプレイである。機種によっては茶色だったり橙色だったりするかもしれないが、少なくとも歴史あるサンダーVシリーズにおいて、青といえばリプレイ、もしくはVである。

Vなんじゃないのか?

だってランプ矛盾じゃん、ベルじゃないじゃん、ベルなら黄色いはずじゃん。MAXBETをペシンと叩いてレバーを揺らす。予告音が鳴る。左上段チェリーだった。もう一度だ。MAXBET。レバーと予告。押す。押す。押す・・・・・・。VどころかBARも7も、何も揃わないのだった。

マジかよアクロス、毛糸洗いに自信を持ちそうだよ

アクロスといえば、温故知新を地でいくヒットメーカーブランドだ。そして、アクロスが開発を引き継いだサンダーVシリーズといえば、業界で初めてレバー予告音という演出を搭載した初代から、その音と図柄消灯、リーチ目が渾然一体、絶妙なバランスで調合されていた、ファンに愛され続けている名族だ。

しかし、いかに名家とはいえ、ランプ矛盾という文化はなかった。筐体がまだ豆電球にまみれていた頃からの伝統的貴族である。台枠ランプ?の、色?だって? そんなものは余計さ、といわんばかりのハズレっぷりには、落胆よりも清清しさを感じさせる厳かな余裕がある。

それでも打ち手には、だったらせめて白色灯にして欲しかった、という気持ちが芽生えるだろう。白だって、サンダーVの美しさを上手く引き立ててくれる筈じゃないか。白い図柄は無いわけだし、打ってつけじゃないか。

アクロスは、ゲッタマといいクラセレといい、サイドランプを綺麗に生かしている印象があるだけに、本当に解せないのである。

が、よくよく思い返せばビーマは常に白色灯が点いていたような気がするし、意外と気を使ってはいないのだろうか。


労働階級からの解放を志し、収入のアテもないのに突然脱サラ。後先考えないその姿勢に後悔しきり。

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