出玉の瞬発力を抑制されてしまった遊技場業界は、衰退化の一途を辿るべくして辿っている。出玉に関係すると思われるイベントも禁止されてしまったため、ホールは客を呼び込むために新台入替を繰り返し、経費ばかりがかさんでいく。
メーカーは機種さえ売れればそれでいいのだが、買ってくれるホールが丸ごと無くなってしまうのであれば、自分たちの首も絞まる。出玉やゲーム性、タイアップの人気などの観点以外でも、ホールの集客につながるようなサービスを少しは考えたいところだ。小冊子やポップといった宣材だけではなく、台そのものの演出にも搭載したっていいじゃないか。
これが私たちの絶唱って。破廉恥甚だしいな。

神姫絶唱シンフォギアが非常にエロいということ、そして声をあてている美女名優陣にはどの程度エロス要素の自覚があるのかが気になる等ということは、今回は語らない。
両側にこの台が鎮座している通路を歩くだけで、右から左から、美少女たちに座れ座れと促されるのである。これは素晴らしい。しかもひとたび座れば、もしかしたら大量の玉を噴いてくれるかもしれないのだ。他の店でしこたまやられ命からがら脱出してきて、懲りずに別のホールに入ったら今度はこの待遇である。こんなに嬉しいことはない。
昔、藤原竜也じゃないほうのカイジが、「京楽」と言っていた台は、「kkkkきききょうらく」とサラウンドで耳が襲われてクソミソに煩わしかったが、別のメーカーがデモ画面を前向きに進化させたのだった。他に、誰も居ない通路に突然「ねぇ、座って」といった女性の声が響き渡るちょっと怖い台があったような気がするが、それはそれ、不気味すぎるとしても、写真のシンフォギアや、エロいというより「エロの台」といったアイツは本当にいいデモ画面をしている。ホールを散歩する打ち手の気持ちがよくわかっている。こういう演出努力をもっと積極的に行っていくべきだ。
4大bibiっとポイントのbibiって何?FF9?
一方で頂けなかったのは、いわゆる「4大演出」のデモだ。この台の激アツ演出はコレ、と教えてくれているわけだが、それを液晶の中でやってしまっては興ざめである。雑誌や小冊子で演出の写真を見て、「これをあの液晶画面にデカデカと引っ張り出してやりてぇなぁ」と思って打席に入る人もいるのである。それが、いくらデモとはいえ既に液晶の中を彩っていたのなら、「俺がひぃひぃ言わせて引っ張り出してやる」という男らしい打ち気がいくばくか萎えてしまう。スケベは大好きなのに、積極的に脱いでくるオンナは下品すぎて嫌、という至極一般的な男性感覚がそこにはある。
出玉にこだわらない、真のパチファンに向けた演出を
繰り返しになるが、規制に縛られた現状では、出玉感を煽る演出は難しい、というか空しい。ここは、こういった小さな小さなところに目を向けていっていただきたい。
