地球温暖化という、公害的な問題意識を広めた科学者が亡くなったらしい。
米科学者のW・ブロッカー氏死去、87歳 「地球温暖化」の言葉広める (毎日新聞)
21世紀に突入してしばらく経ち、温暖化、という言葉には疑問符すら付けられるようになってきた。もう一度氷河期が来るだのなんだの、結局どうなるのかよくわからないのである。
♪おんだんかをわっすれなぁいで~♪
温暖化といえば、シティボーイズだった。大竹まこと氏が、あの声質だけはやたらと優しい感じの物言いで口走るのだ。「温暖化を、忘れないでください」。
2004年の舞台、「だめな人の前を、メザシを持って移動中」の中で披露されたコントの一つである。チョップリンが客演していること、ならびに彼らがシティボーイズのファンからは執拗に邪魔者扱いをされていることで、異色の扱いを受けている作品だ。
チョップリン嫌われすぎシンポジウムを開催
もう一人の客演が、中村ゆうじという芸名から本名の中村有志に戻して活動していた中村ゆうじ(現・中村有志)氏なのだから、間合いだの居心地だの呼吸だの位置取りだの、チョップリンが敵うわけないではないか。中村氏は当時すでにシティボーイズと20年近い付き合いがあったのである。チョップリンはもちろん初共演だ。いくら稽古を積んだところで、舞台上の空気感を維持することが精一杯だろう。その中で自分たちの味も出そうとしていかねばならないのである。なかなかに辛い立場だ。
ともあれ、その辛い辛いコント集には、やたらと知識人ぶった、しかし非常に、卑劣なまでに間抜けな役柄が多く出てくる。「温暖化を忘れないで」についても、なんだか頭の良さそうな肩書きをもつ人たちが6人も集まり、とても頭の悪いことをやってる内に照明が落ちて終わってしまう。ばかの祭典である。
温暖化と知識人を風刺
地球温暖化はどうなっていくのだろう。聞いたところによると、なんだかオゾンホールが実は温暖化を防いでいるとか、そういった話もあって、20世紀末に義務教育で教えていたことは、一体なんだったのだろうかと、憤りを覚えるほどである。
シティボーイズは今から15年も前に、温暖化に踊らされる科学者や教育者を嘲笑っていた。本人たちにその意識はないのかもしれないが、多かれ少なかれ、有識者が持っているキチガイじみた突拍子のなさは、おおむね忠実に表現されていたのではないか。
教育者たちの誤りを予見していたかのようだ。