2019年2月24日より、ボートレース唐津で一般戦のマンスリーBOATRACE杯が開催されている。16歳でデビューし、未勝利のまま成人式を迎えた白石有美選手(20歳/B2)も参戦中だ。2日目を終えて、5着6着と、相変わらず安定した成績に収まっている。
体重とコメントに驚愕を禁じえない
これから3日目を迎えるが、地元予想紙である「唐スポ」によると、「乗りづらくはないけど、直線がよくないですねえ」とコメントしているようだ。
でしょうねぇ、と応ずる他ない。重すぎである。1日目が58.8kg、2日目は59.0kgだ。最終日には60kgを狙える勢いとなれば、それはそれは直線の加速も弱かろう。
何度でもいうが、身長163cm体重59kgは、決して太くはない。健康的魅力が溢れている。問題は推移だ。
もはや白石有選手を語る上での常識になっているが、なぜ彼女は、開催初日に最低体重を記録して、日が進むにつれて徐々に太っていくのだろう。恐らくは、非開催時のプライベートでは相当体重管理の上手いトレーナーさんがついていて、それはもう、汗などで色んなところをグッショリと濡らしながら、腰を前後左右、回転運動も加えたりして、減量に励んでいるのではないかと思う。一方、節間は宿舎に軟禁状態で、公私ともにトレーナー等の訪問は禁じられているから、出されている食事を美味しく頂いてしまっているのかもしれない。ただ、ボートレーサー同士の熱愛は多いから、汗を流す相手さえ見つけれは、時間は十分にあるし、と思うのだが、どうなのだろうか。えへ。
コメントをよく噛み砕いてみる
それにしても、「乗りづらくはないけど、直線がよくないですねえ」とは一体全体、どういう心境でのたまふたのだろうか。
成績が良かったならば、機嫌も上向くし軽口だって良いだろう。ところが今節はスタートも悪く、ここまでの2走とも最後方からスタートを切り、最初のターンマークで早々に戦線離脱しているのである。今節中に調整を続けて、なんとか戦える状態にまで仕上げられるのか、ファンとしては、白石有選手の必死さが気になるところだ。
そこに、「乗りづらくはないけど」である。
これは妥協ではないのか。深く深く、字と字の隙間を読んでいくと、「乗り味は、まぁ、こんなもんかな、下手に弄ってもかえって、ねぇ」という意味が伝わってくるのである。乗り辛くは無い、ということはつまり、乗り易くはないのである。直線で抱えるハンデは、自身の体質から改善が難しいのだとすれば、ここで取り返すしかないのだ。なんとしても乗り易くするべきだ。ターンの腕や小手先の技がないのだとすれば、せめて操舵しやすく整備していくべきではないのか。
さらに「直線がよくないですねえ」と追い討ちをかけてくる。
この他人事感はなんだろう。直前で妥協の意を読み解いたことで浮き彫りになった、この良くも悪くも穏やかな、凪いでいるといっていい雰囲気は、いったいどういう心境によってもたらされたのか。自虐、自嘲、諦観、等といった、ボートレーサーの道をもう捨てる決意が内心出来ていて発せられた言葉なのか、それとも、ただのおばかさんなのか。
一般レースの予選で、いちいち動画なんてとは思います
字面ではそこがわからない。ぜひ動画で見たかった。残念でならない。唐スポさんにはさらなる経済的発展を祈る。出走全選手の手ごたえ情報を撮影して編集してアップする程度の人件費や機材費を賄えるように、祈る。金は出せません。
前節、拙筆で技術がつけば大丈夫、といったことを書いたが・・・
実際のところはどうだか知らないが、少なくとも艇界においては、処女を守り通したまま大人になってしまった白石有選手。体重はともかく、機体整備の技術や操舵の腕、人間関係の構築さえ磨いていけば報われると信じているが、それら全ての根底には、努力と気概が必要だ。大丈夫か。
