2019年3月27日から、ボートレース宮島で開催されていた一般戦、「住信SBIネット銀行賞」が終了した。次期からのA級昇格をほぼ確実にしている平高奈菜選手(B2/31才/100期/香川)は、優勝戦に6号艇で臨み、下馬評通り4着に破れた。
つまづいたが、艇も良いし腕も良い
別の記事でお伝えした通り、初日から1号艇で舟券外へと追いやられてしまうという波乱の幕開けとなった。しかし、その後は、二日目の二走目に5コースから2着。三日目には6コースからまくり差しを炸裂させて1着と活躍を見せている。
二日目から本領発揮
まずは二日目の二走から、簡単に振り返りたい。この日の一走目は4コース、カドからの4着であった。スタートで凹んだ内側の三艇をひと捲りしようとしたところ、1号艇の抵抗にあい、一緒に外までランデブー。そこを6号艇に差されるという展開で、三連単の配当金が72,610円まで膨れ上がるという大穴舟券の成立をアシストしたものの、内容としては平々凡々であった。


続いて二走目。今度は5号艇、5コースからのダッシュとなったが、一走目で捲ろうとして失敗したためか、一転して差しハンドルのみで勝負した。狙っていたのかどうか、スタートも先程の.18に対して.25と、より遅くして差し向きの出足である。


しかしこの差しはさすがに決まらず、1号艇の逃げが決まる。だが後続は下写真の通り大激戦だ。

ここからが凄い。早速迎えた2周目1マークで、平高選手は、世にも鮮やかな捲り差しを決めてみせ、三艇を一瞬で撫で斬りにしてしまったのである。




こうして平高選手は、節間三走目にしてなんとか舟券に絡むことが出来たのだった。
決定的マン舟、まくり差しで一撃
三日目は一回走り、6号艇であった。一般的に考えて期待薄なところであったが、1期後輩の同い年、5号艇の末永祐輝選手(B1/31才/101期/山口)が、同世代とは思えぬ程の若さ溢れる強引な締め付けを敢行してくれたおかげで、展開がついて見事な捲り差しが決まったのである。


三連単は六十四番人気、25,640円であった。初日で落とした勝利をここで引っ張ってこれたおかげで、優出の芽が無事に生えてきた。準優勝戦では4号艇に乗ることができる。
準優で燃えるオンナ
さて、平高選手が重視しているのは、あくまで優出であり、優勝ではない、ということは個人的に良く知られている。準優勝戦で確実に連対することが大事だが、この日は二回走りである。当然、準優の前に一走することになるわけだが、そうなると、準優勝戦での攻防より何より、優勝戦の出場権利を失ってしまう賞典除外を避けることが第一である。準優連対はその後だ。一走目では、悪質な妨害は勿論のこと、少なくともまず何より最初に、フライングは絶対に避けなければならない。それが、人気を背負った1号艇であっても、である。

こんなことがあって良いのだろうか。.33のスロースタートとなれば、万事休すもいいところだ。この後にそれぞれ別の準優勝戦に出場する予定があった3号艇と5号艇は、共にまともなスタートを切っているのである。きっちり勝負しているのだ。それを、たくさんの人気を背負った1号艇が.33とは、いくらなんでもファンに対してドS過ぎる。
この後の準優勝戦では、4カドからきっちり.12のスタートを決めて差して2着に入り、優勝戦は6号艇。さすがに二匹目のドジョウなどおらず、4着でシリーズを終えることとなったが、それでいいのか、と強く問いたい。
引越し業者のバイト、すげぇ重宝されてますやん
余計なお世話であるが、本人のことを考えても、ここは一般戦といえども、ちゃんと戦って勝っておくべきではなかったのか。勝率6.0前後となると、A1への昇格は厳しい。A2で満足など出来るのであろうか。人よりちょっと乗れるオバハン程度の評価で、辛くはないのだろうか。強い負けん気でもって、是非とも唯一無二の女傑となり、女帝の座に君臨して欲しい。
フライングなど今までにたくさん切ってるし、懲罰的休業中の間にも、副業でたくさんの人脈と金脈を開拓したではないか。失敗すればまた休めば良いのである。番手に落ちてから発揮される無類の闘争心を、是非スタートにも分けて欲しいのである。
次回は一週間空いて4月7日から。ボートレース徳山で開催されるヴィーナスシリーズ第1戦である。期待したい。
