異例の優遇、異例の連発!? ビッグB2・白石有美選手、またも1号艇


ボートレース福岡で開催されていた一般戦、「ほぼオールレディース!福岡J・アンクラス杯」が、2019年3月21日に開催最終日を迎えた。白石有美選手(B2/118期/東京/20才)は、一昨日に続いて節間二回目となる1号艇での出走を迎え、白旗をはためかせながら最下位となり、シリーズを締めくくった。

1枠6着を二連発。この成績はもはや伝説的では?

1号艇1コースから6着。これを二連続で行った選手は、なかなか居ないのではないだろうか。しかも二回とも、他艇の著しいキャビテーションや転覆、落水などの事件事故は一切起きていない。順当に競り負けての最下位なのである。

二回目の1号艇出走について詳しく見ていきたい。前回は、2号艇に同期の中北涼選手(B1/118期/愛知/26才)が控え、決死のアシストを行ってくれたが、今回の出走メンバーはこのようになっている。

まずは出走メンバーから考察を

BOATRACE オフィシャルウェブサイトより。

また中北涼選手がセッティングされているが、今回は4号艇であり、1号艇のお供となるのは厳しい位置関係だ。ここで注目すべきは、6号艇に鎮座する福岡のフライングヒーロー・瓜生正義選手(A1/76期/福岡/43才)ではなく、3号艇の千葉真弥選手(B1/112期/静岡/25才)である。

競艇界で、最も立て続けに敗北を喫した女

何を隠そう千葉選手は、デビューから初勝利までに2年10ヶ月を要した選手であり、そこまでの出走数は398回であった。これをそのまま398連敗と考えると、なんと通算連敗記録数の第8位につける程の回数であり、女子に限れば当然のごとく第1位に君臨しているのである。現在もがき苦しんでいる白石有選手は384連敗だ。当時の2着本数等を引き合いに出すと、若干の温度差があるような気もするが、殊この出走メンバーの中では、千葉選手こそが白石有選手の気持ちを一番よく汲み取っている選手なのではないか。

考えようによっては、白石選手は二人の味方に守られながらレースを迎える状態ともいえる。年齢も近く、まさに助さん角さんだ。

あの四艇フライングの一人、ヒーロー瓜生も参戦

さらに好ましい状況として、その他の2、5、6号艇の全員が、フライングを一本持っている、ということが挙げられる。もしこれらの三艇がスタートで後手を踏んでくれれば、後は助角の味方のみ。完璧な白石有ラインが出来上がるのだ。

さて、発走が近づいて、まずはスタート展示である。

BOATRACE BBより。白石有選手は平均STからして凄まじい。

まことに不穏な状況である。出走表から読み取れた有利さの欠片も感じない。何よりも白石有選手自身が情けないが、しかし他艇を見ても、むしろFを持っている選手の方がスタートはイケているのだった。

しかし、これはあくまでも展示。きっと本番ともなれば、F持ちの三艇は臆してしまうに違いない。特に大外の瓜生選手は、自分の地元福岡で節間二回目のフライングなど、如何に自分が名と華のあるヒーローといえども、絶対に避けたいところである筈だ。5号艇も追従するに違いない。

・・・スタートしましたっ

BOATRACE BBより。トップスタートは4号艇。

本番は上の通りであった。まずは白石有選手の健闘を褒めたい。無難に決めてくれている。そしてF持ち勢はやはりそれほど前に出なかったが、5、6号艇のスタートがそこそこ良いのは、4号艇中北涼選手のスタートが良かったせいであろう。奴の後ろなら大丈夫だ、と判断して斜め後ろを追走した結果の、.16、.15であった。

しかし、2号艇がヘコんでくれさえすれば、3号艇と4号艇を操舵する助さん角さんがしっかりとまくってくれる筈である。筈であった。

さて、まずはトップスタートの4号艇が内を絞ってまくりに行く。ここで伸びが足りなかった3号艇は、早々に頭を抑えられ失速してしまうのだった。

BOATRACE BBより。中央上部で4号艇が襲い掛かり、3号艇の進路をふさぐ。

図らずも同士討ちとなったが、これは仕方が無い。3号艇のモーター連対率は、僅か23.5%であり、出走メンバーのなかで最も貧弱なのだ。伸び足が付かないのは当然である。問題なのは、2号艇のモーターが33.9%という連対率を保持していることだ。好スタートの4号艇と、伸びのいい2号艇に挟まれてしまっては、どうしようもなかった。

tころで、2号艇の伸びが良いということは、もう一つ、大きな問題を引き起こす。1号艇に追いついてしまったということだ。.03の差しかないスタートでは、1マークを迎える前に並ばれてしまう。1号艇のモーターは連対率37.6%で、2号艇よりも数字上は3.5%ほど上回っているが、何しろ運転している者の体重差が12.3kgもあるのである。

BOATRACE BBより。中央上部、左から1、2、4号艇。

4号艇中北涼選手は、3号艇に続けて2号艇をまくりにかかるが、上写真の段階で明らかなように、時既に遅し。2号艇の方がもはや前に出ているのであった。

BOATRACE BBより。白石有選手の水神祭が遠のく瞬間。

2号艇はその勢いで4号艇を跳ね返し、1号艇を綺麗にまくる。これで白石有選手の水神祭はまたもや幻となった。

それにしても負けっぷりが完膚ない。

好条件が揃っていると見えた今回も、やはりダメ。これは深刻である。何しろ、この一周目第一ターンマークでは4番手だった白石有選手が、二周するうちに5番手となり、三周目には6番手に後退し、そのままゴールを迎えているのである。

50kg代後半でも活躍している選手は数多く居る。白石有選手のこの体たらくは、絶対的な技術不足が影響しているものだ。重いために加速が悪く、何かのトラブルによって仕切り直して再加速、となってしまうと、他艇に比べて大きなロスとなる。如何にミスなく回るかが大事なわけだが、腕が拙いために多くの取りこぼしがあり、その度にアクセルレバーを握りなおす羽目になっているのではないか。

お祭り騒ぎで飛び込めるのは、早くても夏ごろか。

もう少し満足に回れるようにならない限り、水神祭は迎えられない。1号艇でも当面は難しいだろう。ちなみに通算連敗記録の歴代1位は、デビューから1勝も出来ずに引退した選手が記録した、505連敗である。

次走は来週。3月26日からボートレース徳山で開催される一般戦、「マクール杯争奪 男女W優勝戦」だ。厳しい感じがあるが、インが強い徳山でもし1号艇を貰えたら、可能性は0ではない。


労働階級からの解放を志し、収入のアテもないのに突然脱サラ。後先考えないその姿勢に後悔しきり。

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