競艇界の輝けぬ巨星、白石有美選手、七か月ぶりの出走


黄金週間の真っ只中、2021年5月4日にボートレースびわこで開催最終日を迎えていた一般戦、「びわこヴィーナス!第2回酒処京都新京極スタンド杯」。この日2回の走りを6着6着と盤石の最下位で締め、休眠期間に入っていた、悩める鈍牛・白石有美選手(当時22歳/東京/118期/B2)が、年の瀬も差し迫った同年12月、同じボートレース場で戦線に復帰し、順調に黒星を増やした。

0勝、2着0回3着0回!

2021年12月11日から、ボートレースびわこで4日間の短期決戦、「e-radio LAKESIDE CUP」が開催され、昨日12月14日に、無事終わったわけだが、東京支部が誇る未勝利女番長の白石有美選手(現23歳)は、斡旋を取り消すことなくつつがなく出場し、その節間成績は下記であった。

艇国データバンクより。

気になる体重は初日が57.4kg。4着があった二日目は57.1kg。三日目に57.0kgまで絞れたところが最軽量で、最終日は57.1kgであった。何れにせよ、女子、いや男子ボートレーサーと比較しても重たいハンディキャップとなる数値であり、何より、上述の「びわこヴィーナス!」に登場した当時より2kgも増加しているのだから、休暇中に何をしていたのか、邪推する者が居ても致し方なかろう。

最先着のレースを紐解いてみると……

4着入線時は、きっちり二艇を後ろに従えての堂々たるもの、と述べるだけなら盛れもしようが、その出走メンバーと結果は下表の通りだったのだから誇れまい。

上下とも、BOATRACEオフィシャルウェブサイトより。

白石有選手の後ろでゴールしたのは、127期、つまり昨年デビューしたばかりの女子選手と、体重59.2kgと白石有選手をも上回る重量級男子選手だったに過ぎないのである。決して満足に他艇を捌いて、それこそ舟券絡みまであと一歩、というような戦いではなかったのだ。2着と3着は0.1秒差での入線だが、3着と4着とは実に2.2秒も差が開いていることからも、その緩慢な走りっぷりは十二分に伝わろうというものである、休んでいた半年の間に、実力が向上したとは、成績結果からはさっぱり伺い知れないのだった。

果たして練習していたのか?

そして残念ながら、実際の走りっぷりを見ていても、然したる成長は見受けられなかった。相変わらず握ったまま回ることは出来ず、減速してハンドルを回し、あとは加速するだけ、の差し行動をとるばかり。しかし、それでありながら、加速時にまず一旦尻餅をついてから腰を上げ直す等、地方競馬でズブい後方馬に乗った騎手がハミをがっちり噛ませて気合を入れる為にいったん後ろへ体重をかけるのに似た動作が入るのだから、より旋回は遅くなる。これでは駄目だ。

もしかしたら乗船自体が大層久しぶりなのか、ターンマークを大きく外して回っていくこともあり、果たして何休みを取っていたのか、疑念と妄想は膨らむばかりである。

その重さで潮流を制すれば、あるいは……

次は来年であるらしい。2022年1月23日から、地元・東京が世界に誇るトリッキー水面、ボートレース江戸川で開催される一般戦、「江戸川ヴィーナスシリーズ・Yes!高須クリニック杯」に斡旋されている。重さが活きる江戸川水面に数年ぶりの登場となるが、過去の最高着順はやはり4着が二回だけ。未勝利のまま486連敗と、女子選手のワースト記録を更新中の白石有選手は、やはり初勝利より先に500連敗の大台に届きそうだ。


労働階級からの解放を志し、収入のアテもないのに突然脱サラ。後先考えないその姿勢に後悔しきり。

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